社会復帰を目指す精神医療へ
向精神薬の登場により症状がある程度コントロール出来るように
なると、精神病院は収容中心の治療から社会復帰へと目指す取り組みへ
変わっていきました。それがリハビリテーションです。
社会復帰を目指すリハビリテーションの背景は、人権意識の高まりも背景に
あります。
精神障碍者には長い間洗脳と偏見のある目が向けられてきました(今もなおですが)
社会の治安の維持を目的として閉鎖病棟へ無理やり閉じ込めるという対策が
行われていたため入院隔離症も起こりました。
こうした精神疾患者の隔離は世界的な問題となり1991年の国連総会
で患者の自立維持をめざい国連原則が採択されました。
患者の自立を維持し人権の尊重が求められる時代になりました。
それに伴い急激に進化したのが精神医学とカウンセリング技術です。
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